良質の

ポップと言うと、日本の70年代や80年代に流行ったシティポップを思い浮かべる。大滝詠一さんをはじめとして、山下達郎や、松任谷由実など、都会的で洗練されたサウンドのことをそう呼ぶと解釈しているのだが、最近ぼくが気になっているアーティスト「nulbarich」もシティポップという文脈で語られているアーティストだが、シティポップというものははっぴいえんどシュガーベイブの登場以降、日本の音楽の中で綿々と受け継がれていっているジャンルだと思う。90年代でもキリンジ堂島孝平朝日美穂など、良質なシティポップを奏でるアーティストはけっこういて、車谷浩二の「AIR」もオルタナにかぶれていた以降の作品、東芝EMIに移籍してからの作品は、個人的には良質なシティポップと言っても差し支えがない曲たちだったと思う。

というわけで、今日はnulbarichの「kiss you back」

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シティポップでもあるし、ソウルやAORのような感覚でも聞くことが出来る曲で、非常に好きな一曲だ。

筒美サウンドは永遠に

先日は海外の偉大な才能だったが、今回は日本の音楽史における偉大な才能が消えた。

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テレビやネットニュースなどでも大々的に取り上げられているので、ここではどんな曲を作った人物なのかを細かく見ていくのは控えるが、ざっと見ただけでも、多くの人が知っている有名な曲を作った人物かということがわかると思う。

筒美サウンドには数々の名曲があるが、私が筒美サウンドというものを強く意識したのは、95年に発表された小沢健二のシングル「強い気持ち強い愛」だった。当時の小沢は王子様キャラで飛ぶ鳥を落とす勢いの人気を博しており、その小沢が筒美サウンドとタッグを組むということでどのような魅力的なサウンドが生まれるのかと話題になったものだった。筒美サウンドらしい、キラキラと高揚感があるサウンドに、小沢らしいシニカルながらも甘いリリックが乗り、渋谷系に傾倒していたオリーブ女子やサブカル女子を夢中にさせたものだった。たしかシングルには珍しくポスターがついてきたと思ったが、そのポスターをどこにやったのか、失ってしまっているのが悔やまれる。

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そういえば当時、イエローモンキーの吉井さんも、自身のオールナイトニッポンで、筒美サウンドに非常に影響を受けたって話してたなぁ。

こうやって偉大な才能が消えていくのだろう。

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今日は朝からショッキングなニュースが飛び込んできて、私のFBやツイッターもこの話題で溢れていたが、

ヴァン・ヘイレンを代表する曲といえばまっさきにjumpを思い浮かべる人も多いことだろうと思う。

 

jumpはたしかに名曲だ。

しかし私にとって、jumpはaztec cameraのカヴァーで意識した曲だった。

ネオアコのアーティストなのに、この曲だけに限らず、ハードロッカーかと見まごうギターの名手でもあるロディ・フレイム。jumpの印象的なイントロを弾く姿もかっこよかった。

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日本でも有名俳優などの訃報が随分とここのところ多かったけど、世界の偉大なミュージシャンも人生に幕を下ろす時期になってきているのだろうな。

 

久しぶりにaztec cameraのことについて触れたら、めっちゃ聴きたくなってきた。やはりぼくにとってaztec cameraは特別な意味を持つミュージシャンだなぁ。

生きててよかった

コロナとかblack lives matterとか、世界は今いろんな問題に直面していて、

気持ちが落ち込むようなことが多く、そんな中でまたひとつ悲しいニュースが飛び込んできたりした。その苦しみを外野があれこれ詮索しようとも、本人にしかわからないことだろうと思う。

ぼくも病院で事故にあってこんな体になったときは、とにかく世の中を恨んだし、毎日死にたいとも思っていたけど、いろんな人と話したり、SNSなどで交流しているうちに気持ちが落ち着いてきたりした。それでも気持ちがちっとも落ち着かない時には、スマホでこの曲をよく聴いていた。

耳に馴染みやすいサビが、あんな目にあっても死ななかった自分に対してのエールのように思えた。

というわけで今日はフラワーカンパニーズの「深夜高速」

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それでは今日はこのへんで。

決して不遇ではない。

乃木坂46二期生の山崎怜奈が表紙のmarqueeをamazonで買おうとしていて、随分前に購入処理をしていたのだが、ここにきて、入荷しないのでキャンセルさせてくれと言ってきた。そのことを乃木友の先輩に話したら、楽天ブックスにまだあると教えてもらい、無事に購入することができた。私は乃木坂46の二期生がけっこう好きである。絶対的な存在である一期生がいて、彼女らに比べればたしかに目立った活動はできていなかったとも思うが、加入後すぐバレッタのセンターに抜擢された堀をはじめ、二期の中での私の推しであった、先日卒業した美女揃いの乃木坂の中でもその美しさは際立っていた佐々木琴子をはじめ、クイズ番組でも活躍している山崎怜奈、ANNのパーソナリティーとしても活躍する新内眞衣など、個性豊かなキャラクターが揃っていると思う。冠番組でも揶揄されるように不遇の二期と言われるが、決して不遇などではなく、先程も言った、絶対的な一期生の存在と、二期生のキャラを活用できる環境がいまだ整っていなかった上に、三期生や四期生の後輩が入ってきて、ファンたちの興味もそちらに移っていったことも影響したのではないかと思う。

そして今回のmarqueeのザキさんのインタを読みながら、先日発売された乃木坂46、25枚目シングル「幸せの保護色」のカップリングの二期生曲「アナスターシャ」を聴くと、非常に感慨深いものがある。

というわけで今回は乃木坂46の「アナスターシャ」

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琴子の卒業は非常に残念であるが、今後もインスタをしたり、何かしらの活動はしそうなので、どう成長した姿を見せてくれるかが楽しみでもある。

梅雨が来るのか?

今年はコロナ一色の様相だが、天気予報やニュースなどでも梅雨入りの話題が出てきた。梅雨や雨は杖をつくので傘をさして歩くことができない私にとっては非常に悩ましい天候である。私が住む九州北部はまだまだ梅雨入りは先のようだが、できればそんなに派手な風雨をもたらしてほしくないと願うばかりである。

ただでさえうちの鉄製の階段が滑りそうで怖いのに、雨が降ると本当に恐怖でしかないのだ。だからこの時期は常に天気が気になり、あした天気になれと願ってばかりである。数少ない外出機会であるデイサービスの日と雨が重なると本当に最悪の気分になる。

というわけで、今日はハナレグミの「明日天気になれ」

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雨で足が滑るだけでなく、杖歩行なので、雨によって杖が滑るという恐怖とも戦いながら歩かなければならないのだ、私は。

コロナウイルスが流行した途端に見直した映画。

コロナウイルスこと武漢ウイルスによる昨今の世界を見ていると、ある一本の映画を思い出す。おそらく多くの人がこの映画を思い出したのではないかと思う。

それは「復活の日」。そう、かの小松左京氏によるSF小説の映画版だ。

最初はすごく面白いのだが、後半になるにともない尻すぼみになっていったのが残念な内容の映画だった。

当時問題になっていた香港かぜや東西の冷戦など、世界の問題をたくみに取り入れているだけに、なんだかもう少し練り込み方があったんじゃないかと思わずにはいられない作品だ。

草刈正雄さんの絶望に満ちた演技もいいだけに、なんだかもうひとつ頑張ってほしい作品だった。

 

というわけで今日はその映画のテーマ曲

ジャニス・イアンの「ユーアーラブ」

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本当に早くコロナが収束してくれないと辛いですね。

私が住む佐世保もついに感染者が出てきて、気が気ではありません。

それでは無事だったらまた次回お会いしましょう。